施設紹介
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ごみ破砕施設
1 施設概要
処理能力 |
27t/5h |
竣工年月 |
平成27年3月 |
破砕 |
低速破砕機(二軸せん断式)、高速破砕機(高速回転式) |
選別・再生 |
破砕物磁選機、風力選別機、アルミ選別機、鉄類・アルミ類圧縮機 |
2 ごみ破砕施設のごみ処理の流れ
ごみ破砕施設では、粗大ごみと破砕ごみを破砕機で破砕処理し、鉄とアルミを選別した後、残渣はごみ溶融施設へ搬送します。
粗大ごみ・不燃系ごみライン
1)搬入車は、粗大・破砕ごみピット、受入ホッパに、不燃性粗大ごみ・破砕ごみを投入します。
2)粗大・破砕ごみピットのごみは、ごみクレーンで、受入ホッパへ投入します。
3)ごみは、低速破砕機で粗破砕した後、高速破砕機で後工程の選別工程に適した粒度に破砕します。
4)破砕物は、破砕物磁選機により鉄類を選別回収します。さらに選別した鉄類は、鉄用風力選別機により純度の向上を図ります。
5)鉄類を取り除いた破砕物は、アルミ選別機によりアルミ類を選別回収します。
6)選別回収された鉄類・アルミ類は、鉄類・アルミ類圧縮機で、それぞれ圧縮成形します。
7)圧縮成形された鉄類・アルミ類は、一時貯留後、適時搬出されます。選別後の残渣は、ごみ溶融施設へ搬送します。
可燃性粗大ごみライン
1)搬入車は、可燃性粗大ごみ一時貯留ヤードに一時貯留し、不燃系ごみ処理から切り替えられた段階で受入ホッパへ投入します。
2)ごみは、低速破砕機で粗破砕した後、破砕可燃物搬送コンベヤを介して、ごみ溶融施設へ搬送します。
3 各装置の説明
低速破砕機
本機は、粗大ごみ・破砕ごみの破砕を行います。低速で回転する破砕機で、二本のシャフトに取付けられた多数の回転刃によりごみを粗破砕します。廃エアゾール等を切断して、可燃性ガスを脱気し、爆発、火災を予防する効果があります。
高速破砕機
破砕機投入コンベヤから搬送されたごみを連続的に破砕処理を行うものです。高速回転するハンマーにより、ごみを細かく破砕します。上部より投入されたごみは重力で落下しながら高速回転するハンマーにより衝撃剪断され最下部の排出口から排出されます。破砕不可能なものが混入した場合、自動的に機外へハネ出されます。
破砕物磁選機
破砕物中に含まれている鉄類を、コンベヤ上部に設けた吊り下げ式磁選機により、回収します。磁選機内部には強力な電磁石が設けられており、破砕物中に含まれる鉄類を吸着します。
アルミ選別機
本機は、ベルトコンベヤと永久磁石回転子を合わせたもの(磁極回転子)です。ベルト外周表面に発生する強力な交流磁界によって、コンベヤ上を送られてくるアルミに渦電流を発生させ、磁石の同種の極が反発しあう原理で進行方向から斜め上方に加速し、他のごみ類と落下軌道を変えることにより選別します。
鉄類・アルミ類圧縮機
破砕物磁選機、アルミ選別機により選別・回収された鉄類、アルミ類の圧縮成形を行います。本機は油圧駆動で二方から圧縮を行い、ばらの金属を四角のブロック状に圧縮成形します。