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排ガス中ダイオキシン類の排出基準超過に係る1号炉の改善状況について

2022年08月23日

令和4年8月10日付けで公表しました「排ガス中ダイオキシン類の排出基準超過について」に関しまして、その後の1号炉の改善状況等については下記のとおりです。

1号炉で78日に採取した排ガス測定の分析結果について

分析結果 協定基準値
ダイオキシン類(ng-TEQ/㎥) 0.000000039 0.010以下
塩化水素(ppm 1.5 30以下

原因の考察

上記ダイオキシン類分析結果が、協定基準値を大きく下回る値であったこと、及び81日以降実施した現場点検で設備の不具合は確認されなかったことなどを踏まえ、59日採取検体のダイオキシン類分析結果が排出基準を超過した原因については、

  1. ろ過式集じん器入口に吹込んだ活性炭が何らかの理由で一時的に不足状態となったこと
  2. 触媒反応塔における触媒反応が何らかの理由で一時的に不十分だったこと
  3. 投入したごみの成分が相当偏っていたこと
  4. 検体の採取・運搬時に何らかの異常が生じたこと

のいずれか又は複数の要因が重なって生じたものと推察されます。

再発防止策の状況

  • ろ過式集じん器手前で吹込む活性炭について、吹込量を約3割増量します。2号炉では既に約3割増量して運転しています。
  • 触媒反応塔の触媒(4段)について、段の順序入替えを行いました。また、新たに1段追加し5段としました。
  • ごみ質の偏りを避けるため、ごみピットにおいて、ごみをクレーンで撹拌する作業を増やしました。
  • 施設の運転に携わる職員(委託班を含む)によるミーティングを8月9日に実施し、これまでの経緯と排ガス中のダイオキシン類対策等について再確認し、運転管理の徹底を図ることとしました。また、今後、定期的にミーティングを開催し、安全意識や運転技術の向上などに努めてまいります。
  • ダイオキシン類の排ガス測定について、当面の間、運転中1か月に1度の割合に回数を増やして実施します。

今後の予定

8/22(月) 環境センター管理委員会に報告
1号炉試運転開始
8/31(水)~9/6(金)(予備日を含む) 2業者により排ガス測定検体採取
採取後、1号炉試運転停止
9/27(火)頃 分析結果を環境センター管理委員会に報告